口腔外科では、お口の中のできものや怪我など、むし歯や歯周病とは違う疾患の治療が必要になった際に、外科的治療を行っております。
山岡デンタルオフィスでは、親知らずの抜歯、歯牙移植、顎関節治療などを行っております。重症例に限っては本院での歯科口腔外科医(非常勤)の診療、または提携の口腔外科での診療を受けることが出来ますので、お口や顎について気になることや、心配なこと、お困りのことなどございましたら、まずは症状や状況を詳しくご相談ください。しっかりと検査した後に、最善の治療法をご提案させていただきます。
顎の小さい現在の日本人は、顎の奥に親知らずの生える場所がなく、正しい位置に正常に生えていないということが多くあります。そのため、前の方に傾いて生えていたり、横向きに生えていたり、歯の一部だけしか顔を出さないといった場合もございます。
また、親知らずは埋伏歯といって、歯はあるのに骨や歯肉の中に埋まったままで出てこない場合があります。埋伏歯があると手前の歯が圧迫され、歯並びが乱れてしまったり、隣の歯に悪影響を与えてしまいます。また、埋伏歯と歯肉の隙間から細菌が侵入し化膿することもあるので注意が必要です。
親知らずは全て抜かなくてはならない、というわけではなく、正常にまっすぐ生えていて噛合せがしっかりとしている場合は、急いで抜く必要がございません。しかし、痛みがない場合でも親知らずの位置や向きによっては手前の歯が圧迫され、歯並びに影響をすることがあります。悪化するとかなり激しい痛みを覚え、腫れることもあります。さらに、ある日突然腫れて口が開けられなくなったり、食べ物や飲み物を飲み込む際に痛むなど、急速に悪化してしまう恐れもありますので、気になる症状があれば、早めにご相談ください。
以前まで、顎関節症になるのは、かみ合わせが悪いからだと言われておりました。しかし、最近の研究によると、顎関節症の原因はそれだけではなく、様々な要因が重なり発症することがわかってきたのです。
主な要因としては次のようなことがあげられます。
顎関節症の方の、なんと、約8割の人が、口を閉じているときに上下の歯を食いしばっているということがわかっています。このようなことが積み重なり、最終的に顎の痛みや口が開かないという状態になってしまいます。
お口の中のできものといえば口内炎が一般的です。
しかし口内炎のように痛みがない場合や、できものがだんだん大きくなってくるような場合は、良性の腫瘍や癌の場合もございます。一度歯科口腔外科を受診しましょう。